せっかくのバレンタインデー、気持ちをこめて手作りチョコを渡したい!
でもお菓子作りなんてあんまりやったことない・・・という人は
「生チョコ」を作ってみましょう。
生チョコの材料と、生チョコの作り方をそれぞれ3行で説明します。
【材料】
1)チョコレート(できれば植物油脂の入っていないもの)
2)生クリーム(チョコレートに対し、半分量)
3)お好みのお酒
【作り方】
1)チョコレートを細かく刻む。
2)沸騰直前の生クリームを刻んだチョコレートに入れ、なめらかに溶かす。
3)(お好みでお酒を入れて)型に流して冷やし固める。
ああ、こうやって書くととっても簡単だ。
やることはホントこれだけなんですけど、いろいろ気をつけねばならんことがありまする。
まずチョコレート。
今回買ったのがたまたま150g入りだったので、150g全部使います。
これを、できるだけ細かく刻む。
写真の感じでもちょっと粗いくらいです。できればもっと細かく。
温めた生クリームの熱でこのチョコレートを溶かすので、
大きいかたまりがあると溶けにくくて後で湯せん等で溶かさないといけなくなります。
それを避けるためにまずここで頑張るべし。
チョコレートは水気にとっても弱いので、
刻む包丁やまな板、入れるボウルなどが濡れていないことを確認してから
この作業をしてください。
生クリームを小鍋で温めます。分量はチョコレートの量の半分。
チョコ:生クリームが2:1です。今回チョコが150gなので、生クリームは75cc。
弱火でゆっくり温めます。
周りがフツフツしてきたら、1回火から外して鍋をゆすって全体の温度を均一に。
もう1度火にかけて、また周りがフツフツしてきたらいい感じ。
刻んだチョコに流しいれます。
生クリームは、コレぐらいの量だとちょっと目を離したすきに
一瞬で沸騰して 鍋からどばっと溢れ出すので要注意です。
全体に回しかけるように、チョコレートに注ぐべし。
全部入れたところ。生クリームを入れたら、 ここですぐに混ぜないで
20秒くらいチョコレートが溶けるのを待ってから 混ぜ始めるのがポイント。
泡立てたり、空気を入れたりしたいわけではないので(むしろしたくない)
混ぜるのは泡立て器ではなくてゴムべら推奨。
うまくいけば、こんなふうになります。
ツヤがあって、チョコの溶け残りがなく、なめらかな状態。
チョコが溶け残っている場合は、40℃くらいのお湯にボウルをつけて チョコを溶かします。
お湯につけっぱなしはよろしくないので、混ぜながら10秒ぐらい湯せんにかけたら
お湯から外して混ぜる、溶け具合を見ながらまた10秒ぐらい湯せんにかける。
上のような状態になるまで、コレを繰り返します。
これをしなくても良いように、最初にチョコをできる限り細かくしておくべし。
(じつは、ほんのちょっとだけチョコが溶け残ったので、弱火の直火に数秒を 2回くらいやった。よい子はまねしないでね。)
荒熱が取れたら お酒を入れたい人はこのタイミングで入れてください。
(多分、この量ならこの時点でもうけっこう冷めてるはず。湯せんしなければ。)
あくまでも香り付けなので小さじ1くらいかな。
入れすぎるとチョコが分離する原因になりかねんので注意。
もちろん、お酒ナシでも全然OKです。
入れるお酒はブランデーやグランマニエ、コアントロー、キルシュなどなどお好みで。
私が好きなのはラム酒。私が作る生チョコはいつもラム酒。
チョコとラムの組み合わせ最強(*´ω`*)
ついでに、ココア飲むときに入れてもおいしいよ!!
お酒を入れてよく混ぜたら、型に流しいれます。
このバットは100均で買ってきた。
平たいバットか何かに、クッキングペーパーを引いておきます。
クッキングペーパーがなければラップでも可。
ラップの場合は、できるだけ空気が入らないようにぴっちりバットにはり付けること。
霧吹きでバットを軽く濡らしてからラップを貼るときれいに張れます。
チョコが触れる面に水分が付かないように厳重注意。
なるべく全体が平らになるように流しいれたら、軽く底をトントン叩いて空気を抜きます。
ここまでやったら、あとは固まるのを待つのみ。
冷蔵庫に入れるもよし、寒い部屋に置くもよし。
冷蔵庫に入れる場合は、ほかの物のニオイが付かないように
上に被せ物をしておくこと。
ウチにはさむーーーい部屋があるので、そこに一晩そっと置いておきました。
次回、カットから仕上げ編に続く。