1粒の宝石のようなボンボンショコラもいいけれど、
飾り気のない板チョコも捨てがたい。
今現在 私が最も美味しいと思う板チョコのひとつをご紹介しましょう。
(株)プレス・オルターナティブ の、地球食ミルクチョコレートです。
これはほんとにおいしい!!!
どうしておいしいのかと言いますと・・・
見てください。
一般的な板チョコによく入っているものが、ふたつ入っていません。
ひとつは植物油脂。(植物油脂が入っているチョコは何がよろしくないかはこちら)
そしてもうひとつは乳化剤です。
あ、さらに言えば、「香料」ではなくて「バニラ」と書けるところも素晴らしい。
-----ここからウンチク-----読み飛ばし推奨w-----
一般的なチョコレートには、乳化剤(植物レシチン、とか書かれてます)が
使用されているものがほとんどです。
乳化=油分と水分等をなめらかに混ぜ合わせること、ですね。
多くが大豆から抽出された大豆レシチンを使用しているようです。
大豆から摂ったものですので、入っているからといって身体によくないわけではありません。
が、しかし、本当は乳化剤を入れなくてもチョコレートは作れるんです。
ただし、とっても時間がかかるので、コストが高くなりますが。
チョコレートを作る工程に「コンチング(コンチェ)」という作業があります。
混合した原料を微粒化したあと、なめらかに練り上げる工程のことです。
本来、このコンチングという工程には最長72時間ほど(まる3日!)かかるのですが
乳化剤を添加することでそれを24時間程度に短縮することができます。
チョコレートができるまで分かりやすく説明してあるサイト
>>日本チョコレート・ココア協会 チョコレートができるまで
>>ROYCE’ チョコレートができるまで (←こっちの方がおもしろいかも)
もっとも、近年ではコンチングの機械の性能も昔に比べたら格段に発達し
短時間でなめらかな舌触りを出すことも難しいことではなくなってきたかもしれません。
が、「コンチング」はチョコレートのなめらかな舌触りを出すためだけではなく、
カカオのもつ本来のフレーバーを最大限に引き出す、という工程でもあるんです。
----------ウンチク ここまで----------
つまり、植物油脂も乳化剤も添加されていないこのチョコレートは
なめらかで香り高くておいしいのであります!!!
外の紙を開いたところ。
地球食のチョコレートの原産国はスイスなんですけど、
スイスの板チョコはこういう白いフィルムに包まれてるのが多いですね。
そんなにスイスの板チョコ知ってるわけでもないけど。
日本で板チョコといえば銀紙に包まれてる、のと同じで
これがスイスのスタンダードなんだろうか。
中身。割とシンプルな見た目。
1枚100gなので、まあまあの厚みがあります。
もったいないからちょっとずつ食べようと思うのに、
おいしすぎてついつい食べ過ぎてしまうところがけしからん。
同じシリーズのビターやヘーゼルナッツ、ココナッツなどいろいろあります。
どれもとろけそうなくらいおいしいです。
植物油脂が使われておらず溶けやすいため、冬しか手に入らないのが難点。
【商品情報】
公式サイト>>(株)プレス・オールターナティブ(第三世界ショップ)
ここで買えます>>自然食品店やオシャレな雑貨屋さんでごく稀に見かけます(ネット買いが確実)
公式通販サイト(楽天店)>>作り手の想いを届けるフェアトレードオーガニックチョコレート