今年のバレンタインで一番高価なお買い物だったのがこちら。フェリシモ幸福のバレンタインで「ロワ様」と呼ばれている有名ショコラトゥリのボンボンショコラアソルティモンでございます。

ことチョコレートに関しては金銭感覚が異常になってしまう私でも、さすがにここまでは出せないわー・・・と思いつつ数年。ついに買ってしまった。
だってね、1粒300円台、ギリ400円までならまだ分かるんですよ。材料にこだわり手間もかけ、しかも海を渡ってきたりすりゃそこまでは。
でもそれ以上となると、いまひとつ出す気になれないというか、分不相応というか、そこまで出しておいしくないわけがないからそのレベルよりちょっと下でお値段以上のものに出逢う喜びを味わいたいというか。
でも今年は。今年の私はやっちまいました。怖いね、「自分にご褒美」という魔法の、いや呪いの言葉って。怖いものナシになったときの「キヨブタ(清水の舞台から飛び降りる)」のハードルの低さって。

1948年創業、パリ16区内で地元のマダムたちから愛され続けてきたお店だそうです。もうね、フランスに旅行に行ったつもりくらいの気持ちで開けますよ。

うぉおおおおおおおおお、お美しいいいいいーーーーーー!!!!!!!!
この比較的小ぶりなチョコレートがギッシリ並べられてキュッと収まった感じ、チョコレートの光沢感、何よりひとつひとつのチョコレートの表情が半端ないオーラを放っています!
The フランスのボンボンショコラ!!!って感じ。ホンモノ。

全部で16個入り。
箱のサイズはだいたい14.5cm×8.5cm×2cmくらい。片手サイズですよ。それでお値段が税込9000円超とか、普段だったら絶対買ってない。怖い。脳内麻薬怖い。
16個入りですが、種類は6種類入りとなっております。

ね。6種類。
いやしかし、端整な顔立ちしてるなーーーこれは。

1粒の大きさはこれぐらい。だいたい2cm×2cm×1cmくらいでしょうか。
ベルギーとかのボンボンショコラに比べると、ひとまわり、いやふたまわりくらい小ぶりでしょうか。そして四角い。モールド(型)系のチョコじゃない。そんで、形がそれぞれ違ってもみちっと箱に収まってる。すごくフランスの、まさにトラディショナル フレンチチョコ。
小心者なので、いちばん数が多く入っているものから。ちなみに、これが何風味的な案内や栞は入っていなかったので、もしかしたら味の詳細の表現は間違ってるかもしれません。自分の舌にそこまで自信ない。

ダーク系のプラリネにフィヤンティーヌ入りのガナッシュを、濃い目のダークチョコレートでコーティングしてあります。カカオ感と、ナッツの香ばしさと、フィヤンティーヌのショリショリ感がたまらん。

これも4個入ってる。表面の光沢の美しさが写真ではきちんと写ってないとこがつらいです。コーヒー風味のガナッシュをダークチョコレートでトランペ。これだけ薄く、艶やかに、金箔を中央に、チョコがけしてあるとかすごい。

ノワールがふたつ続いたので、レに行ってみました。1個目のフィヤンティーヌプラリネのミルク版です。こっちも美味。美味。

表面のゴツゴツが美しいノワールのボンボンショコラ。これは非常にシンプルなガナッシュだと思うんですけど、お酒ちょっと入ってる?でも何か特定できない。

こちらのシンプルな顔立ちのレも、シンプルなガナッシュにお酒。何酒だ。何酒なんだろう。分からなくてくやしい。でもおいしいことは間違いない。何味なのか考えるのに集中すると、味わってほわーーーんってなれなくなるのでそれももったいなくて途中で追求するのを止めました。

そして、箱の中央に鎮座していたひし形のこれ。やっぱ凝っていたか。2層になってます。上は甘めのジャンドゥーヤ、下は濃いめのガナッシュ(多分プラリネ、一番最初のと同じ感じ)フィヤンティーヌ入り。
・・・ロワ「様」と呼ばれているのが分かった気がします。このチョコレートは大切に扱われて然るべきだし、このショコラトゥリは尊敬を集めて当然です。
金額だけ考えると、チョコレートに対してあり得ない金額を払ったと思うけれど、これを食べて私はフランスのショコラトゥリを訪れて本気の職人の技を見たような気持ちになったので、対価としては決して高くはないと思います。・・・もう2度と買えないかもしれんが。
思い切って買ったテンションのおかしかった自分に、ちょっとだけ感謝。笑
今日はバレンタインデーです。皆様、素敵なチョコレートライフを♡
【製品情報】
公式サイト>>ROY
ここで買いました>>FELISSIMO フェリシモ(幸福のチョコレート)